Rich Internet Application(RIA)やリッチ・クライアントの開発者にとって,「アクセシビリティ」はあまり触れたくない話題の一つです。リッチ~の根底にあるのは,視覚的な効果を一つの“強み”として掲げることです。これに対しアクセシビリティは,情報を“広く平等に誰にでも”伝えるという考え方が基本にあります。ターゲットを絞るものと広げるもの――そもそもベクトルが異なるのであり,同居できない領域が存在しています。