クロ現）韓国船 沈没事故

「緊急報告韓国船　沈没事故」。痛ましい事故。幾つもの要因が絡まっているし、放送で伝えなかったけれど他メディアでは報道されている事柄もある。現時点では何が真実か未だ不明な点が多いけれど、余りに犠牲者が多いし、若い。もうちょっと何とかできなかったのかと思ってしまう。

同時に、船長の責任を色々な意味で考えるし、あの船を街や地域や国にも置き換えて考えてしまう。「今日に限っては、最悪は起こらない」、そんな想いがいつも頭にある。他人事じゃない。頻発しているように見える惨事は、ネットなどを通して情報透過率が高まったからなのか、それとも実際に増えているからなのか。備えの意味を考えなければ。

最後の「教訓」と訊かれての、「この事故調査は韓国が行うけれど、海難事故の報告は世界中の関係者に回覧される」という言葉が重い。もう一国だけの問題で終わる問題はないのだと思わされる。海難事故が、世界中の緊急時対策のモデルになってきた歴史？（カルネアデスの板 - Wikipediaなど）も思い出す。今回の事故、起点としては人為的ミスである可能性が高まっているが、その後の対応は3.11とさほど変わっていない構図に見える。世界中が注視しているのも同じだ。

退避判断を迷った点、アナウンスをしなかった点、他からの支援への対応、操船関係者が全員無事な点、乗務員には犠牲者が出ている点、どうもマニュアルがなさげなこと、自己責任で避難せざるを得なかった点…等など。足元を見直す点は多そうだ。

※）国谷さんじゃやないです凹

ちょっと煽り気味のも混じってますが、下記は参考：