総論
基本的に我が家のホームITはMac系(メイン=MacBook、Wi-Fi=AirMac)ですが、Kindle Keyboard(米国Amazonで購入)は、主に自炊書籍で重宝していました(先日から超絶不調ですが)。本機は、そろそろKDP(Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング)での自費出版?にも挑戦したくて、半ば検証用デバイスとして購入。購入後は、書籍/TV/映画+GMail用と、マルチメディア(死語?)機として大活躍中です。基本的には、PCの横に置いて、家内移動時はこれかiOSデバイスを持ち歩くスタイル。常にマルチモニター的に使えることも便利ですね。使用期間=3ヶ月。
書籍:読む
読書傾向としては、今は文字本よりマンガの方が多い派。他レビューにあるような読書中に落ちるという経験はないです。比較的新しいものを読んでいるからかもしれませんが。見開きでの問題もなく、通常は縦型1ページモードで読んで、見開きページになればクルッと横にする使い方。ほぼ瞬時と言っていい切替ですし、むしろセンサーが敏感すぎて時に苛立ちます。
Kindle Keyboardでもそうでしたが、紙書籍の重さや中央方向への丸まりからの解放が何より嬉しいです。ページ送りに関しては、ハード的なボタンが左右にあって欲しい派ですが、だいぶ慣れました。
自炊書籍
こちらは文字本の方が多い感じ、約300冊程、ちまちまと断裁+Scanを続けてます。それらを一部Sony Nasneに入れてNAS的に読んでいます。KindleのHDD容量を超えて巨大な本棚を持っている感じで気に入っています。多読家の方は、こうしたトランクルーム的環境も用意しておかないと勿体無いですね。これとは別にオンラインストレージも使っています。Dropbox/OneDrive/Boxなど、自炊本は自分でバックアップ取っておかないと駄目なので色々と工夫しています。これらは公開設定などで気を使いますが、しなきゃいけないことですのでしょうがない。
ただ、正規Kndle版が出たものを見ると、ほぼ綺麗なので買い直したくなります。だから見ないようにしています。また未だ断裁していないもので、安くKindle版がでてると買いたい衝動がウズウズします。
TV
Twonky Beam+Sony Nasne(iOSデバイスでは、Media Link Player for DTVを利用)で見ています。何度もタップしなければいけないこと(アプリのUIがイマイチ)と、時々「このメディアはサポートされていません」と怒られるのが玉に瑕ですが、許容範囲です。非サポートと言われた時は、文句を言わずにKindle自体を再起動しています。落として立ち上がるまで1分かからないので、我慢という程でもないです。
どの仕様に引っかかるのか不明ですが、番組の切替時に特別な信号が入るらしく、そこの数秒途切れます。ライブチューナは、Kindle/iOSの複数から同時に見ることはできませんが、多分これはNasne側の問題ですね。あと、電子レンジ使用中に途切れ易いです。でも、このお陰で離れたTVより近くのKindleで見るようになりました。音も想像以上に良いです。
尚、録画予約はiOSでS-Entranceのみで行っています。外出先からでも予約できるので便利。
動画配信:Ustream/Youtube/Hulu
Ust/Youtubeは、PC版で入るCMが無いので、むしろこっちで見るようになりました。Huluは番組を選択するUIがPC版に劣るので多少不便ですが、どこにでも持っていける便利さがあり、観るものが決まれば快適です。始まってしまえば、やはり8.9インチ程度は欲しいなと再確認します。超でかい画面で見たい欲求もありますが、ベッドやソファで寝転びながら気軽にお気に入り動画を見たりするのも便利で良いものです(大画面TVを持っていないだけでもありますが)。
映画
バレンタインデー無料サービスや、超お安くなった時のを何本か観ました。何の違和感もない感じです。米国ではAmazon Prime Instant Videoも大分頑張っている(3位!)ようなので、日本でももっと価格的にも頑張ってくれたらと期待しています。上記の動画配信もそうですが、たま~に数秒とまったりしますが、主にサーバやネット回線のせいだと思いますので、Kindleに文句言っても仕方がありません。良いところで…となることもありますが、便利さや手軽さとのバーターです。ノンストップで浸りたければ、映画館に行くべきと割り切っています。
アプリ
Webで調べた「Kindle HDを買ったら最初に…」系からチョイスして入れてます。後は毎日アプリのストアで気になった無料アプリ。Office的なものは、緊急で必要なかったので、待っていたら無料時期に出会えてラッキー入手できました。セキュリティ、時刻自動補正、メモリ解放、ブルーライト軽減フィルタ、あたりは入れておいた方が良いかと。マルチメディア機としては、TV/Ustなど動画配信系に加えて、ラジオ系(NHKネットラジオなど)。iPhoneでラジオをかけっぱなしにはしなくても、8.9インチサイズだとラジカセ持ち歩いている感じで懐かしいですね。あとはブラウザはSilkではなくChromeにしてます、開けるタブの数が決め手でした。
書籍:買う
かなり便利です。便利すぎて思い留まるのに苦労します。クリックするだけで買えてしまう状況は、かなり危険ですらあります。基本的にはサンプルを取ってから買いますが、サンプルが目次までとかかなり苛つくモノが多いのが実際で、PC版で「中身を見る」で確認したりすることも多いです。なので、買う部分は予約もできるし、予約すれば当日に勝手に届いているし、超快適。問題なのは買わせる仕組みが未だまだイマイチな辺りでしょうか。この辺りは、正直言って「未だまだ感」満載です。今でも便利なところは多いですが、足りてないというか、痒い所にとどかない部分が逆に目立ちます。
KDP:Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング
検証機としては、贅沢過ぎたかもしれません。如何せん旗艦デバイス的な存在ですから、これで見れても他機種でちゃんと見れる保証がありません。けれど、いずれは最新鋭ではなくなる訳だし、一番何度も検証するのは自分なので、パフォーマンスは良いのに越したことはありません。人に見せる時も、サクサクしてて良いですし、満足してます。本体
ロック画面が美しいです。Kindle Keyboardの時の人物画路線を止めてくれたのが嬉しくてたまりません。美しさは持っていて自慢ですね。電源は1回/日は必須。付属の充電アダプタはちと遅い印象を持ちますし、もう少し長く使えても良いのにとは思います。
でもそれ以外は基本無問題。使いまわしすぎて、最初の美しさが手垢で汚れていくのが残念に思えます。初Androidデバイスですが、全然OK。当初のWindowsやMacと比べたら安定度は抜群です。これは主業務はPC(実際はMacBookですが)で行うという分業制で、あくまでこの子はマルチメディア機と位置付けているからかもしれません。
あと、重さはさすがにずっと同じ姿勢で読んだり見続けるとズシリとくるというか、支えている手が気が付くと硬直してます。なのでIKEAのラップトップサポート を活用(ズレ落ちないように止め棒をつけたりカスタマズもしてます)。机の上では100均で買った鍋蓋置き(まな板置き?)を活用。
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BYLLAN ラップトップサポート - ヴィースレ グレー/ブラック - IKEA
- 左側にかすかに写っているのはマジックテープ。横棒のようなのは、100均のケーブルカバーをすべり止めとしてネジ2つで取り付け、その上に乗っかっているのは、これも100均で買った円形の木片で、少しだけ角度をつけたりする時に挟むように使っています。
ちなみにHDDはすぐに一杯になります、買っちゃったりサンプル取るので。そして、一杯になると不安定になります。肌感的には、他OSと同じように1割は空けておかないと駄目な感じです。
ただ唯一の不満は、室温10度以下では満充電にならないという仕様です。正確に書くと、その説明が無かったことです。寒い部屋でいつも80%程にしかならなかったので、しばらく悩んでいました。ググってその情報を見つけた時には、悩んでた時間を返せとも、10度以下でも働けよ、とか素直に思いました。仕様だと知れば、80%でも許す気持ちになれますが。
Amazonのサポート的なもの
大分イマイチです。電子書籍というか書棚というか、本を身近に置くというコンセプトの時点で一杯不満があります。一番は満充電しない仕様などのアナウンス方法、あとKindleで強制的にさっきまで読んでた本をでっかくアイコン表示する仕様、自分の本棚の整理法、などなど。でもこれらをここで書くと製品の評価が下がるし、サービスは後から改善できるので、ここでは省略します。あ、でも期待するからこその不満です。