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クロ現)健康食品が変わる 規制改革の波紋

健康食品が変わる規制_改革の波紋 2014/05/13 松永和紀氏 視点 メーカーの自己責任 メーカー側の準備 格差あり 科学的根拠 < 慣習準備不足の会社も多い 判断能力 消費者 微妙ではないか? イメージ優先? 今後 消費者 肥えた目 メーカー側 きちんとしたものを作る 国側 チェック体制の整備 ホットライン設置 市場に出た後のチェック 科学ジャーナリスト 効果の表示 今まで 健康食品では表示禁止 悪用例? スリム=駄目スマート=「賢い」でOK イメージ訴求すれば良い… メーカーの不満 魅力を伝えきれない 世界中で評価されているモノも多い これから メーカーの自己責任で許可 メリット メーカーが訴求しやすい ユーザーが機能を理解可能 不当表示を締め出せる? デメリット 踏み込んだ規制改革 健康食品だけに留まらない 農産物も含まれる可能性 みかんなど… 消費者庁 検討会:5回済 かなりハードルが高いものになりそう 根拠がしっかりしているもののみ モデル国 米国 20年前から 6万点の健康食品機能の表示会社の成長を支えている 膨大な消費皆がサプリ漬け?? プロセス メーカー側 論文提出 ヒト検査 論文入手 自分では調査しない場合も 国側 裏付け調査はしない 疑惑の声の高まりを受け… 抜打ち試験 殆どが科学的根拠なし 論文ではなく学生のレポート 動物試験のみ 訴訟も増えている 「大規模に行われる小さな詐欺」 科学的根拠がないものも多々 「根拠の無いもので経済成長すべきでない」 反省揺り戻し

健康食品が変わる 規制改革の波紋」。メーカー側の苛立ちも分かる、イメージ先行で購買が進む現状の歪さも分かる、TV番組一つで特定商品がどーっと売れる現状も知っている。でも米国のようになりたいのか?、この論文詐称事件のさなかに進めるべきことなのかという躊躇も感じる。

しかし毎回思うけれど、識者がのたまう「メーカーは責任をもって良い物を、消費者は肥えた目で賢い選択をし、国は正しく国を守る責任を」という言葉。徐々に徐々にこの前提というかゴールというかはファンタジーなんじゃないかと思う。こんな風には行かないから、知恵が必要なのではないか。餅の絵を描くのは、そこそこの才能と努力と根性があればできる。でも、食べれて、しかも美味しい餅を作るのは至難の業。この至難の業の提案をできるのが、「識者」であるべき。

それにしても、「大規模に行われる小さな詐欺」や「根拠の無いもので経済成長すべきでない」など刺激的な言葉も響く。この分野に限った話ではない。色んな事件や状況が、ぱーっと脳内に広がっていく。こうしたものへのブレーキって、本当にどうやったら踏み込めるのだろう。色んな問題の根源はもしかしたら、複雑なことではないのかもしれないという気もする。