少し前から第六巻の予約が開始された。予告では「秋」と書いてあったけれど、8末。嬉しい。
初見の感動のために連載版は我慢しているので中身は知らない。でも間違いなく良いだろう。信頼している。
で、作品も良いのだけれど、ここのデジタル展開法が中々素敵だ。 基本方針はこんな感じだと思われる:
- 紙とデジタルは同時発売はしない
- デジタル版は紙版に比べ数割安い
- 紙版の予約が始まると、紙版最新刊のデジタル版が登場
- 登場したてのデジタル版は、通常価格よりも更にお安い
- (今だけかもしれないけれど)第1巻は99円とほぼ最安値
これで何が得られるのか:
- 紙版購入者にデジタル版を買いやすくする(基本的にはファンは待てないので紙版を買っていると思われる)
- 紙版新刊キャンペーンが、デジタル版最新刊キャンペーンと連動していて、コスト削減している
- 1巻遅れのデジタル版だけれど、SNS的拡散は、紙版と同時に進む(だろう)
- 1巻を最安値的にすることで新規ファン獲得
中々旨い。というより憎いなぁ。コンテンツへの信頼があるからこその戦略にも見える。これは長期連載作品の展開では定番になるのではないだろうか。方式的にはこれで、あとは割引率だけの差。しかもキャンペーン時期によってデジタル版の割引率は変動する、と。良い作家に対するロングテール確保道でもある。
【追記】あ、こんなコトもやっているんだ(2014/08/30)。